お子さんが成長されるにつれ、
家族みんなが揃って集合写真を撮ることは
少なくなっていることだと思います。
一生に一度の成人式だからこそ、お子さんのためにも、
20年間大切に育ててくれたご両親のためにも、
家族の絆を確かめられる
家族写真を撮影して、
お互いの想いを残してみてはいかがでしょうか。
そして、こういった特別なときにこそ、
普段とは違った装いが大切。
親子でリンクした「親子コーデ」なら、
他にはない特別な家族写真になるはずです。
お子さんが生まれたときや、お宮参り、七五三、
入学式や卒業式という機会があったときには、
比較的撮影されることも多かったと思いますが、
中学を卒業するころから、ぐんと機会が減っていきます。
そして、お子さんも親御さんも、
つい日頃の忙しさや一緒にいることの
「当たり前」な感覚から家族写真を残すことに
興味も薄くなっていくことがあると思います。
しかし、ここで思い出していただきたいのは、
お子さんの成長に合わせて、親御さんも歳をとっていくということ。
また、おじいちゃんやおばあちゃんが
いらっしゃる場合なら、同じように歳をとっていきます。
いつまでも家族全員が健康であることは、
大変うれしいことですが、誰もが気づいているように、
永遠に家族全員が揃って過ごすことはできません。
家族全員にとって一区切りになるタイミングで、
特別な装いで家族写真を残してもらいたいです。
そして、こういった特別なタイミングには、
ふさわしい装いとして家族の絆や、
お互いの感謝の気持ちを表すために
「親子コーデ」がおすすめです。
男同士の強い絆を再確認することができるかと思います。
これから苦しいことに直面しても、
息子さんは家族とともに前に進んでいけるのだと思います。
成人式の装いのマナーについて
そこでスーツスタイルにおけるマナーを理解しておきましょう。

(1)ボタンの留め方
スーツのジャケットには、2つボタンや3つボタンがあります。
かしこまった雰囲気のときジャケットのボタンを
全部留めてしまう方がいらっしゃいますが、
これは間違った留め方です。
ボタンの1番下は開けておくのがマナーです。
これは一番下のボタンは留めない前提で作られているからです。
(2)ポケットに入れるもの
ジャケットにはポケットがあります。
胸のところにあるポケットですが、
ここに入れて良いのは「ポケットチーフ」だけです。
華やかな雰囲気が欲しいときに、ポケットチーフを取り入れましょう。
ジャケットにはもう一つポケットがあります。
それは腰の部分のポケットです。
ここに携帯などを入れてしまう方もいらっしゃいますが、
スーツスタイルでは何も入れないのが基本。
(3)インナーの色
スーツスタイルの場合、
ジャケットの中にはドレスシャツを着るのが基本です。
では、ドレスシャツの中に着るインナーはというと、
ドレスシャツから透けて見えないベージュの肌着が最適です。
または白の肌着ですね。
補足として、本来はシャツの下には
何も着ないことが望ましいです。
柄ものや大きなロゴの入ったTシャツを
着ている人も見かけますが、スーツスタイルには適していません。
成人式の親子コーデでは、どんなコーデを選べばいいのか
(1)カラーは落ち着き感を大切に
・ネイビー
・グレー
・ブラック
少し違いを出したい場合には、色の変化よりも
生地の艶感で違いを出しましょう。
(2)ベルトと靴の関係
せっかくリンクさせるので、ベルトと靴もリンクさせておきたいところです。
ポイントは、ベルトと靴は
同色にすることで統一感を生み出すこと。
全く同じ靴やベルトが無かったとしても、
同色系を基準にコーデしてみてください。
(3)ネクタイの結び方
人それぞれに個性が出る部分です。
しかし親子コーデのときには、
結び方も同じにしてリンク感を高めておきたいところです。
万能な「プレーンノット」がおすすめです。
シャツのデザインを選ばず合わせることができます。
参考にしたい成人式の親子コーデのご紹介。
ブラックの無地はフォーマルな場に相応しい最も格上のカラーです。

グレンチェックのネクタイが
大人らしさをアップさせるモノトーンコーデです。
節目の日にお父さんも
お子さんが成人まで成長したことを、
実感するスーツに仕上がりました。
コートのおやコーデです。
成人式を迎える寒い日に、
最高に温かいカシミヤ100%のコートです。
お子さんにとっても非常に貴重な経験となります。
お子さんの成長した姿に、
どこか寂しさを感じるお父様の心も
温かく包んでくれることだと思います。
家族の絆を感じさせてくれます。
そして、こうした特別な写真こそ、
いつでも頼りあえる家族がいることを
思い出させてくれるきっかけになることでしょう。
お子さんの成長の記念というだけではなく、
家族のあり方をもう一度確認する意味も込めて、
絆を感じやすい「親子コーデ」で
成人式を迎えてみてはいかがでしょうか。
家族をこれからも思い合うきっかけになるはずです。