小学校の入学式といえば桜舞う季節の一大イベント。
ピンクや白っぽい桜が舞うなかでビシッと決めた男の子の姿を見守るのは、お母さんとお父さんにとってはうれしくも、涙が流れるときかもしれません。
段々と暖かくなる時期に行われるのが入学式ですので、装いは春らしいものを用意してあげたいところ。
そこでこの記事では、入学式におすすめの装いであるジャケットとパンツのジャケパンスタイルを、記念日に人気のリンクコーデで仕立てては?という提案を書いてみたいと思います。
春っぽさを演出するならジャケパンスタイルがオススメ
小学校の入学式で男の子に人気の装いといえば、やっぱり定番の半ズボンスーツスタイル。
上下同じ生地で揃えたスーツをお父さんとのリンクコーデで着てみると、いつもよりも背筋を伸ばしてなんとなく格好つけたくなってしまうもの。
しかし入学式は春に行われるからこそ、スーツよりもジャケパンスタイルをオススメしたいと思います。
ジャケパンスタイルとは、別々の生地で仕立てたジャケットとパンツを組み合わせたスタイルのこと。
同じ生地でジャケットとパンツを仕立てるスーツと異なり、例えばジャケットはモヘアでパンツはウールなど、別々の生地で仕立てるのがジャケパンスタイルなので、コーディネートの幅がかなり広くなることが特徴です。
生地の柄や色まで考えると、それこそ無限に組み合わせが存在するジャケパンスタイル。
最近ではビジネスシーンでも活用するビジネスパーソンが増えてきました。
なぜジャケパンスタイルを入学式におすすめするのかというと、色遣いを工夫して春っぽさを演出しやすいことにあります。
一般的に、スーツを仕立てるとなるとネイビーやブラウン、チャコールグレーなど、ややダークな色合いが選ばれてしまうもの。
定番色だからこそ長く着ることができるのですが、一方でほかの皆さんと同じに見えてしまうということでもあります。
リンクコーデに興味のあるお母さんやお父さんならば、ちょっとは人と違った格好を子どもにもさせてあげたい、そんなふうに考えているのでは?
そこで春っぽさを演出するために、ジャケパンスタイルをオススメする次第なのです。
ベストも合わせるとベター
ジャケットとパンツをオーダーで仕立てる場合、オススメなのはベストも一緒にオーダーすること。
入学式のシーズンでも肌寒いことはありますから、ちょっとした防寒着としてベストを活用できる、ということもオススメする理由のひとつですが、それ以上にコーディネートの幅を広げてくれることも理由のひとつです。
ジャケパンスタイルの優れているところは、ジャケットとベストを合わせてきても、ジャケットだけ着ても、ベストだけ着ても、様になってしまうところにあります。
なかにはわんぱくざかりの男の子もいらっしゃると思いますから、入学式後などのお友だちとかけっこを始めてしまった、、、としても、ジャケットは脱がせてベストだけになれば、ちょっと汗をかいてもお母さんとしては何かと安心です(オーダーしたジャケットをいきなり汚したくはないですよね、、、)。
男の子にとっても、ベストは憧れの洋服のひとつです。
ジャケットに比べてラクに着ることができますから、もしかしたらジャケットよりもお気に入りの服になってしまうかもしれませんね。
またお父さんのベストは、クールビズのときにも着ることができます。
その場合、色遣いを夏でも着ることができるよう、工夫する必要はありますが、、、
ベストも一緒にオーダーすることで、着回しの幅を体験してみてほしいと思います。
薄手のコートは普段着にも使える!
男の子もお父さんもちょっと寒がりの場合、コートも一緒にリンクコーデで仕立ててみてもいいかもしれません。
薄手のコートならば入学式に来ていけることはもちろん、普段着にも合わせやすいもの。
暖かい地域にお住まいならばほとんど着ることはないかもしれませんが、、、やや肌寒い地域にお住まいならば、ジャケパンスタイルと合わせて薄手のコートも検討してみてください。
ジャケパンなら普段遣いもできる
スーツと一線を画すジャケパンスタイルの特徴。
それはジャケパンスタイルなら、普段遣いしやすい、というところにあります。
同じジャケットとパンツでお出かけするにしても、シャツの代わりにTシャツやニットを着ることで、随分とカジュアル感が増すものです。
入学式のためだけにジャケットとパンツをリンクコーデで仕立てるとなると、ちょっと勇気が必要かもしれませんが、普段遣いできるとなればリーズナブルに感じられるかもしれませんね。
幼いときはだいたいお母さんやお父さんが買ってくる洋服を喜んで着るのが男の子ですが、お気に入りのジャケットやベストを手に入れると、こだわりが芽生えてくるのもうれしいところです。
なかには「僕もお父さんと同じジャケットでお出かけしたい」、そんな自己主張を6歳の男の子がするようになったんです、というような声も聞きます。
あまりのこだわりゆえに、男の子と一緒に買い物に行くと、コレまでよりも副題が増えてしまったんです、、、という悩みを話してくれたお母さんもいらっしゃいますが、自分の意志を明確に持てるようになったことを喜んでもいらっしゃいました。
ここから考えてみると、男の子とお父さんとでお気に入りのジャケットとパンツをリンクコーデで仕立てておくことは、買い物を減らす口実にもなりリーズナブルなのかもしれません。
最後に
小学校の入学式は春に行われるということで、色遣いを春っぽく演出しやすいジャケパンスタイルのリンクコーデを紹介しました。
ジャケパンスタイルの魅力は、そのコーディネートの幅としやすさ、着回しの良さ、普段遣いできるところにあると考えています。
何より、スーツと違ってパッと見の印象が、ほかと被らないこと。
こだわりの強い男性がジャケパンを好むのは、こういうところにもあるのだと思います。
スーツのフォーマル感、カッチリ感も魅力ですが、普段遣いできる方が、「僕もパパと同じ格好がいい」と駄々をこねる男の子にとっても、うれしいものかもしれません。
この記事が、入学式の装いはもちろん、男の子とお父さんとのジャケパンでのリンクコーデを検討するキッカケになりましたら、幸いです。